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この度、当社はディラトメーター(NETZSCH社製、DIL 402 Expedis Supreme)と、キセノンフラッシュ(NETZSCH社製、LFA467 Hyper Flash)を導入しました。本装置のリーフレットを作成しましたので併せてご紹介いたします。どちらの装置も、民間受託分析機関では導入第一号の最新鋭装置となります。
ディラトメーター(以下、DIL)は、熱膨張係数を測定する機器です。一般的な熱膨張測定装置(以下、TMA)と良く似ていますが、TMAとの決定的な違いは測定精度です。TMAでは、10-6オーダーの精度で膨張係数を測定できますが、DILでは10-7オーダーの精度で測定できます。
主に対象となる材料は、ガラスやインバー材などの低膨張材料になります。これら材料の膨張係数は10-7のオーダーで議論されますが、本装置により当社でも10-7オーダーの精度で測定可能になりました。
キセノンフラッシュ(以下、XF)は、熱伝導率を測定する機器です。当社が保有しているレーザーフラッシュ(以下、LF)でも、熱伝導率は測定可能ですが、XFとLFでは光源が異なります。LFはレーザー光を用いますが、XFではキセノン光を用います。
XFはμsオーダーのパルス光を照射(LFではmsオーダー)するため、薄い材料の測定が可能です。例えば、厚さ500μmのCu(熱伝導率が非常に良い材料)はLFでは測定できませんが、XFですと測定可能です。
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