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2016/09/26

Kb-Bar試験片を用いた疲労き裂進展試験法を確立しました

 多くの航空機部品の破壊は、高応力部の小さな表面き裂から発生しています。したがって、航空機用材料の評価を行う際は、小さな半円形のき裂を導入した高応力条件下の疲労き裂進展特性を測定することが望ましいとされています。

 こういった背景を元に、航空機メーカーでは、航空機エンジンの材料規格としてKb-Bar試験片を用いた疲労き裂進展試験法を採用しています。この試験法では、長方形断面の表面に微小な半円形のEDMノッチを導入した試験片を用い、試験中のき裂長さは電気ポテンシャル法によって測定します。

 この度、当社ではこのKb-Bar試験片を用いた疲労き裂進展試験法を確立し、試験中のき裂長さ等の試験デ-タは自動計測が可能になりました。今後も当社は、航空機用材料の評価を求める顧客ニーズにお応えいたします。

 
図:Kb-Bar試験片形状

 Kb-Bar

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