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2021/07/15

スモールパンチ試験を用いた延性脆性遷移温度推定についてご紹介

 この度、スモールパンチ試験を用いた延性脆性遷移温度推定(小型試験片による脆化温度推定)についてリーフレットを作成しましたのでご紹介いたします。

 

 鉄鋼材料の多くは、ある温度以下になると急激に脆くなる性質を持っています。この温度のことを延性脆性遷移温度(Ductile-Brittle Transition Temperature、DBTT)と呼んでおり、長時間使用された材料は様々な要因で、この温度が高温側にシフトすることが知られています。特に、室温近辺から200℃程度の温度域で使用される器機は、安全な運転のためにも延性脆性遷移温度の変化を把握しておく必要があります。
 延性脆性遷移温度を求める一般的な手法はシャルピー衝撃試験法で、複数の試験片を異なる温度で試験しますが、相当量のサンプルが必要であるため、稼働中の器機からのサンプリングは現実的ではありません。そこで、当社の開発した放電サンプリング装置を用いて薄片をサンプリングし、これから微小な薄板試験片(10mm×10mm×0.5mmt)を採取して複数の温度でスモールパンチ(SP)試験を行うことにより、延性脆性遷移温度を推定することが可能です。

 

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当社リーフレット_表面 当社リーフレット_裏面
SMALL_PUNCH_DBTT01 SMALL_PUNCH_DBTT02

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