オープンラボではデモ分析,装置見学なども随時受け付けています.ご関心をお持ちいただける方は「お問合せ」からご連絡ください.
【運営方針】
● 大学,民間企業などの研究者の皆様のサテライトラボとして活動(共同研究,装置利用など)
● 研究開発は非公開で行う事も可能
● 開発ステージに応じて公的助成金などを活用しつつ,開発を進めることも可能
【保有装置・実績など】
-稼働装置
-公的助成金研究の実績
-学会発表・論文など
-分析データ集
GC-MS用オプション機器 New!
・対応機種:JMS-Q1600GC,
JMS-Q1500GC
・イオン化法:IA法,EI法
市販GC-MS装置に取付け可能とすることで汎用性を高めた新モデル. RoHS分析等に対応.
GC-MS用オプション機器 調整中
・対応機種:JMS-T2000GC-α
(m/z 1-1500程度)
・イオン化法:IA法
DIP-IAユニットの高性能版.想定される質量分解能は2~3万程度が見込める.
精密質量分析対応モデル機
・飛行時間型質量分析計
(m/z 1-1500程度)
・イオン付着イオン化(IA)法
・DIP自動化ユニット
質量分析計と一体開発したDIP-IA/MS専用機.質量分解能は4千程度が得られている.
年度 | 事業名 | 開発計画名 |
---|---|---|
R6-R8年度 | 成長型中小企業等研究開発支援事業(METI) | スクリーニング分析装置の自動分析対応化・利用分野拡大を狙う高度化開発 |
年度 | 事業名 | 開発計画名 |
---|---|---|
R3-R5年度 | 戦略的基盤技術高度化支援事業(METI) | 化学物質の網羅検出・スクリーニングを実現するMS用着脱オプションの研究開発 |
R3-R5年度 | 学術研究助成基金助成金/基盤研究B(JSPS) | 高加熱燃焼場のガス計測と反応解析に基づくハイブリットロケット燃料の高性能化 |
H31年度 | 調査・研究開発助成事業 (内藤泰春科学技術振興財団) |
サイレントチェンジ対応・迅速ノンターゲット計測手法の開発 |
H28-30年度 | 戦略的基盤技術高度化支援事業(METI) | サイレントチェンジ対策/スクリーニング分析用質量分析装置・技術の開発研究 |
H24-26年度 | 戦略的基盤技術高度化支援事業(METI) | ソフトイオン化質量分析のためのデータ解析ソフトウェアの開発 |
H23-24年度 | 地域イノベーション創出研究開発事業(METI) | リアルタイム発生ガス分析システムの開発 |
H18-20年度 | 革新技術開発研究事業(JST) | 次世代質量分析法による高マトリクス試料迅速測定装置の開発研究 |
これまでに実施した研究・共同研究の実施例として,外部公開されている学会発表の発表タイトルの一部と論文リストを以下に示します. p>
◆製品・原材料評価,化学組成解析
・DIP-IA/MSによる市販サプリメント成分のスクリーニング分析(2022).
・DIP-IA/MS法による工業原材料の化学組成解析への亜臨界処理の適用(2022).
・食品包装材含有成分の網羅的検出(2018).
・製品分析~化粧品効能成分・ビタミンC誘導体~(2018).
・製品分析~ポリグリセリン脂肪酸エステル分散剤の分析~(2018).
・低沸点化合物測定のための試料作製法とフタル酸エステル類の迅速分析(2017).
・ポリスチレン中の不純物/添加剤の迅速測定法の検討(2017).
・製品分析:ポリオールエステル合成油の分析(2017).
・はんだ・フラックス成分の直接評価手法の検討(2016).
・ポリエチレンワックス成分の直接評価手法の検討(2016).
・高分子複合材料の特性評価(2016).
・スナック菓子の差異解析(2015).
・食品分析~食用油脂製品の初期評価への適用~(2014).
・樹脂複合材料の分析~樹脂製品の初期評価への適用~(2014).
・樹脂製品中の添加剤のスクリーニング分析(2012).
◆異同識別
・ランダム/ブロックコポリマー判別法の検討(2017).
・化学種同定のためのDCR解析(2015).
・漆塗膜の産地判別法の検討(2013).
・コーヒー豆のアラビカ種/ロブスタ種判別マーカーの探索(2013).
・ソフトイオン化質量分析のための多変量解析技術の検討―樹脂種判定―(2011).
・多変量解析技術による植物油脂の異同識別法の検討(2010).
・結束バンドの製品識別(2012).
◆発生気体分析
・加熱式たばこからの環境たばこ煙の分析(2019).
・ハイブリッドロケット燃料の熱分解挙動に関する実験的研究(2018).
・低融点熱可塑性樹脂燃料の熱分解挙動(2017).
・難燃剤・難燃化樹脂の熱分解反応のリアルタイム計測(2016).
・たばこの主流煙及び副流煙の分析(2016).
・たばこの熱分解生成物分析に関する研究(2015).
・発生ガス分析によるたばこの熱分解過程の研究(2014).
・各種ナイロン6,6製結束バンドの屋外暴露劣化評価(2014).
・ウッドセラミックスのVOC脱離過程の検討(2011).
◆装置開発
・GC-MS向け新規オプションユニットの試作開発~規制物質等の迅速スクリーニングへの適応~(2023).
・有機化合物の迅速スクリーニング分析のためのダイレクトインレットプローブ‐マルチイオン化質量分析装置の試作開発(2019).
・ロケット燃料の燃焼場:過渡現象を追うリアルタイム発生気体分析装置の試作開発(2019).
・TG/DTA‐スキマー型インターフェース接続‐IA/TOF‐MS装置の試作(2010).
『ダイレクトインレットプローブ-イオン付着イオン化TOFMSによるポリオールエステル油製品の組成解析』
分析化学 68(2) 117-124 (2019).
『Thermal Decomposition Behavior of a Chelating Resin Immobilizing Carboxymethylated
Polyethyleneimine: Possibility of Estimation of Carboxymethylation Rate』
Analytical Sciences 35(10) 1161-1164 (2019).
『Thermal analysis of hydroxylammonium nitrate based monopropellant : effect of heating rate
and reaction temperature』
Science and Technology of Energetic Materials 79(3) 89-92 (2018).
『スキマーインターフェース接続型TG-DTA/PI-QMSによるスチレン系ランダム/ブロックコポリマーの判別』
分析化学 67(3) 163‐167(2018)
『Trapping chlorine radicals via substituting nitro radicals in the gas phase』
Analytical Methods 8 25-28 (2016).
『ダイレクトインレットプローブ/イオン付着イオン化質量分析法を用いるコーヒー豆のアラビカ種及びロブスタ種の識別と
配合比率の推定』分析化学 63(10) 825-830 (2014).
『スキマーインターフェースで接続した[TG/DTA]/[イオン付着イオン化-TOFMS]による高分子材料からの熱分解発生ガスの
モニタリングと特性評価』分析化学 60(3) 261-267 (2011).
『ソフトイオン化質量分析法と多変量解析法を用いる植物油脂の定性分析』分析化学 60(5) 409-418 (2011).